今日も一日、年内に済ませておきたい家事(補修作業その他)に追われてしまった。昨日のように、猫たちによる建具類の "損傷" を注意深く点検すると出てくるわ出てくるわの惨憺たる状態であった。
それらは、いずれも単なる掃除というレベルでは解消できず、結局、昨日書いたような手間の掛かる "補修" 作業を必要とするものであった。
そんなことで、細々とした "補修" 作業を数珠繋ぎ的にこなしていったら、、結局、一日中手が掛かることになってしまった。
夕刻、やっとPCに向き合うことができたのだったが、ネットで気になる記事を眼にすることとなった。もちろん、心配事が一気に増すようなネガティブなものである。
<『「連想ゲーム」のごとく日本に忍び寄る危機』/大前研一の「産業突然死」時代の人生論>( nikkei BP net 2009.12.24 )
がそれである。
筆者は、先の "ドバイショック" に関しては、関係国、UAE(アラブ首長国連邦)の迅速な対応によって、事態は沈静化しているとすでに述べていた。
一時はグローバルな水準で株価下落という変動も生じ、あわや "金融危機" の再来かとも懸念されたものであったが、終息に向かっている気配で安心感が広がってもいた。
そんな中で、同筆者は、
<しかし、ドバイで「ショック」が沈静化しつつあるとしても、他の国に目をやれば事情は違ってくる。実は現在、ドバイショックの影響をもっとも強く受けているのがヨーロッパだ。そして、いずれヨーロッパから日本へと飛び火する可能性もある。>(同上)
と警告している。そして、
<現在、ヨーロッパで問題になっているのがギリシャの財政悪化だ。これが金融市場に動揺を広げたため、EU(欧州連合)加盟国や欧州委員会はギリシャに対し、財政再建へ直ちに対応するよう強く求めた。また格付け機関フィッチ・レーティングスは12月8日、ギリシャの格付けをA-からBBB+に下げた。アメリカの格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も9日、スペインの格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ見直したと発表した。>(同上)
とし、<ギリシャ>が被ったような国際市場での<格付け>低下という事態が、<ギリシャ>と同様に急速な "財政悪化" 状態を曝け出している "日本" にも及びかねない、と大きく懸念しているのである。
同筆者が紹介する数字で見ると、確かに、 "日本の財政悪化状況" は急速に昂進している。
<このグラフには参考までに米国と日本を掲載しているが、世界的な財政悪化スピードのチャンピオンは米国、それに続くのが日本である。日本は累積では圧倒的に世界記録を塗り替えているし、今後は財政赤字の累計がGDPの200%を超えると予想されている。下図を見ていただければわかるように、かつての劣等生イタリアの累積財政赤字(120%程度)を10年ほど前に抜いたと思ったら、あっという間に200%に近づいているのである。>(同上)
民主党新政権下での新年度予算案が閣議決定されたところでもあり、そこで盛り込まれた内容はともかくとしても、 "財政赤字" を丸出しとした状態は、各方面で大きな懸念材料となっていたはずだ。
しかも、今日あたり、<衆院選で消費税上げ提起を 仙谷氏「財政持たない」 >( NIKKEI NET 2009.12.27 )との記事も報道されている。 "日本の財政悪化状況" の深刻さが上塗りされた格好でもある。
大前氏は、次のように注解を施している。
<そんな日本が今でも世界中から安全だと信じられているわけだが、それは国家財政が認められているのではなく、国民が持つ個人金融資産によって財政危機を乗り越えることができると思われているからに過ぎない。もし国民が賢くなり、自分の財産が国家にかすめ取られるのは納得できないと態度に表したら、一気に日本の信用は失われてしまう。>(同上)
そして、以下のような警戒感を強めた懸念をしているのだ。
<こうした無節操な経済運営[日本の "赤字国債" のこと]にようやく気がついたのか、格付け機関は一斉に日本についてネガティブな方向に見直しを始めている。すでに複数の機関が「国債発行額が44兆を超えるのが現実となれば見直す」と表明済みだ。マイナス方向に格付けを変更するのは、すなわち「日本の財政を市場が制裁する」ということである。>
日本という国が置かれた状況は、まさに内外ともに懸念される事柄ばかりの "累積" であるかのようである。これでは、 "良いお年を!" なぞと軽々には言い難い空気のようでもある...... (2009.12.27)


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